財布が消えていた
いや、正確には、サブバッグに入っていなかった
サブバッグがいい具合に膨らんでいたので、
出かけるときに、てっきり入っていると思っていたのだ
いい具合にふくらんでいたのは、
今日会う人に渡す、サプリメントの箱だったの
あああ~
財布がない=お金がない=カードもない
danekoはみどりの窓口で切符を買おうとして、
財布がないのに気が付いたので、
「あの~、電車の時間をもう一度確認してきます」
なんて言って、それらしく携帯を手に持つと、
JRのおにいさんに悟られないよう、そこを離れた
ううう・・・
タクシーチケットだけは持っている
タクシーで家に帰って、財布を取って戻ってこようか
その一時帰宅案が一番無難なようにも思えたが、
電車には、確実に遅れてしまう
danekoは、博多駅のコンコースに立ちすくみ、
ラッシュアワーの邪魔になりながら、
そんなことはどうでもよくって無い知恵をかき集めようとしていた
一文無しだ
間違いない
先日のたつ庄では、Tさんが貸してくれて事なき?を得たが、
朝の博多駅に、danekoにお金を貸してくれる人など
一人もいない
そうだ、SUICAがある
と思ったのだが、1000円くらいしか入っていない
これでは、片道分にも足りないよ~ん。。。
うう~む
と苦しんでいたところ、
天の助け
免許証ケースに、三井住友のバンクカードが入っている 。
いつもは使わないし携帯していないカードなのだが、
偶然ケースに入れてあるではないか
danekoは涙が出そうに嬉しかった
しかし、現金まではまだ遠い
三井住友って、博多駅に支店があったよね 。。。
でも、確か、大博通り沿いかなんかで、かなり遠い 。
っていうか、まだ閉まっているかもしれない
朝の8時過ぎは、微妙な時間帯 。
さらにdanekoは考えた
。。。コンビニだ
ふだんはコンビニでお金をおろすことは滅多にないので、
どこのコンビニでおろせるとか、よく知らない
多分、セブンイレブンならできたかな?
と、セブンを求めて筑紫口からヨドバシカメラ方面に向かう 。
テキト~に歩いていくと、ファミマがあった
ここではどうだろう?
わらにもすがりたい気持ち
あ、あった
使える
よかった~
これで仕事に行ける
日経新聞も買える 。
お~いお茶も買える
神さま、ありがとうございます
このご恩は、きっと。。。。
と、danekoは3万円を引き出したのだった
それからのdanekoは、
脱兎のごとくみどりの窓口に走り、
窓口のおねえさんをすご~くせかして切符を買い、
たぶん、ものすごい形相で、電車に乗り込んだ
ギリギリだった !!
でも、間に合ったよ~
ああ、なんて綱渡りの人生なのだろう
(そそっかしいだけだ。。。)
でも、でも、
一時はホントに泣きたかったけど、いまはもう
一文無しじゃないもんね^^
しかし、最寄りの駅に着いてから、
お~いお茶なんかを買ってしまうと、
一万円札がくずれたので、小銭がじゃらじゃら
財布がないから、どーしよー
と、また新たな問題が発生していた 。。
銀行の封筒じゃカッコ悪いし・・・
いかにもおろして来ました~って感じ
そこで、ビジネスバッグの中を探ると、
これこれ
なぜか、ジップロックが一枚
これなら小銭も見えるし、
漏れないし、良いかも。。。。
というわけで、
こんなふうに、お金を入れました
さて、それからがまた、恥ずかしい
サブバッグから、ジップロックと嗅ぎつかれないよう、
現金をさっと出す
けっこう技術が要りました
帰路、ネイルサロンに予約を入れていたのだが、
ここはもう、アングル的に、見られちゃうかも・・・
ということで、
「実は、今日は財布忘れちゃって、ジップロックなの~
これ、これ~」
と、カミングアウトすることにする
danekoの人生の教訓に、
「恥ずかしいことほど、先にぶちまけよう」
というのがあるのだ
失敗や失態は、人から指摘されるととっても恥ずかしいが、
自分から先に打ち明けて、自分を笑いものにし、
人と一緒に笑ってしまえばそれまでだ・・・
予想通り、サロンのおねーさんたちは、一緒に笑ってくれた
これでよし、と。
danekoの長い長~い一日は、やっと、
ジップロックとともに、終わりに近付いていた
家に帰ると、1万円札1枚とと、千円札2枚と、小銭がいくらか、
ジップロックの中に残っていた
みじめな一日ではあったが、
今日も無事に、何とか終わった
ということにしておこう。。。
(この物語はフィクションではなく、登場人物はすべて実在しています)
関連記事
- 財布忘れてたつ庄へ^^;
- ところで・・R−1のグレープフルーツ味が激マズだった(T_T)
- 五右衛門のパスタで、打ち合わせ!(^^)!
- ニッポン麺紀行・京都、うどん岡北2回目!(^^)!
- ロックアウトでノックアウト!【2022年版】スマホも電池切れ①
コメントを残す