メトロポリスの27階がオークションに出ていたので、
幾らくらいで売れるのだろうと、
興味本位で行ってみた
今日も日が昇る
この朝陽の眺めとも、
もうすぐお別れなのだ
オークションは、午後12時半からだった
オークション会場
不動産屋の一階オフィスである。
わりとオシャレ
カウンターの上には、
本日行われるオークションの、
資料が置かれていて、
自由に取っていい
どれも中心部のアパートばかり。
周りの会話や、
取ってみている資料を見る限り、
メトロポリス27階は、
どうも本日の出物らしい
オークションの5番目に、メトロポリスがやって来た
中国人の不動産屋が、
まず45万ドルから声を入れたところ、
オークショナーがそれをさえぎった
「この物件は50万ドル以下で売ってくれるなとオーナーから言われています。
なのでその価格から始めます。50万ドル、50万ドル、いませんか?」
これには会場ちょっとビックリ
最低ラインがあって、
しかもそれはちょいと高いなんて・・・
たかが1ベッドルームの部屋なのだ
danekoも見守る中、
オークショナーのかけ声は続く。
「50万ドル、50万ドル、ないですか?」
…無い。
誰も声を上げない。
「では流しますよ。流しますよ」
炊きつけるようなオークショナーの声にも、
会場は沈黙が続く
物件は、もしオークションが成立しない場合、
通常の売買市場に戻るらしい。
かくして、メトロポリスの部屋はこの日、
売り買いが成立しなかった
danekoもびっくり
オークランドの不動産市場、
人が言うほど盛況でもなさそうだ
でもオークションって面白い
またいいモノが出たら冷やかしに行ってみようっと
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