オークランドも、海が春の色(^o^)
その日、danekoたちが風邪で引きこもっていると、
娘danekoのモバイルが鳴った。
ムスメはちょっと話してから、マミーに変わるといい、
danekoにモバイルを渡してきた。
Bert だという。
Bert は、danekoたちに駐車場と物入れを貸してくれている、
Andre’a のご主人。
なんかな? 用事あったかな?
だ: Hi バート。How’s it going?
バート: danekoか? バートだ。 娘danekoにもさっき言ったんだけど、
Andre’aが2週間前に逝ったよ。
!!!
バ: それでね。danekoのメールアドレスがわからなくなって。
電話したら娘danekoに掛かっちゃってね・・
ちょっといま情報が混乱してて・・・
danekoはしんそこ驚いた(>_<)(>_<)
Andre’aは、danekoたちがNZで初めて借りたお部屋のオーナーさん。
年齢は聞いたことないけど、40台後半くらいだったのかな。。。
眺めのよいこのアパートの部屋を所有しており、
私たちには初めてのNZでの賃貸体験だった。
彼女は、異国でだまされないようにと不安なdanekoに、
「私の物件で問題が起きたことは無いわよ」
と、自信たっぷりだった。
その理由は、契約して入居して、すぐにわかった(^^)v
まず彼女、レスポンスが早い。
ちょっとメールで何か調子が悪いと告げると、
その日のうちにテクニシャンがやってくる。
その日が無理なときでも、もうアポは入れてある。
冷蔵庫が壊れた時も、
即座に新品を買ってくれた。
入居時には、
部屋(家具付き)にまだなにか必要な物はないかと聞いてくれ、
danekoたちが思いつかずにいると、
「じゃあクロゼットに入るタンスを2個買っておくわね」
といい、即、Farmersから素敵なタンスが2個届いた。
(クロゼットが2個あったから)
danekoたちのことを、
「あななたち、いままでで最高のテナントよ!!」
と、ホメてくれた。その理由は、
・部屋をキレイに使っていること。
・家賃を遅滞なく払っていること。
という、日本人としてはごく当たり前のことだったのだが(^_^;)
Andre’aはdanekoたちが部屋を出てからも、
日本人テナントのファンになり、探していたほどだった。
お友だちではないけれど、
いつも娘danekoの学業の心配をしてくれ、
卒業や進学時には一緒に喜んでくれた。。。
病気(ガン)がひどくなってからは訪問がなくなったので、
いつもいつもcheerfulな笑顔の彼女しか、
danekoたちには思い浮かばない。
ご主人のBert は、danekoがちょっとだけ思い出を語ると、
電話口の向こうで涙声になった(T_T)
いつもテンション高くって、元気で、
Hi Ladies!!
と声をかけては、
これから行く旅行のことを楽しみに話してくれた。
ところで娘danekoは、
「亡くなった」「逝った」というバートの英語がわからなかったらしい。
danekoが電話を切ってから、娘danekoにアンドレアのことをいうと、
えええ~!!! とびっくりしているではないか。
バートが passed away って言ってたでしょ?
と聞いてみると、
その言い回しは知らなかったという(>_<)(>_<)
イタいムスメだ。。
そういえば、最初に部屋を見に行った時に、
あまり眺めが良かったので、danekoは彼女に聞いたのだ。
こんなに素敵な海が見えるのに、どうしてここに住まないの?
まだ移住こと始めだったdanekoの、
それは素朴な疑問だった。。。
アンドレアの答えは、
私たちはレムエラにお家があるし、
ここは老後のための蓄えに持っているのよ。
だったのだ。
しかし、その老後は、来なかった・・・(T_T)
老後が来る前に、アンドレアは逝ってしまったのだ。
なんかこのことは、亡くなったアンドレアが、
danekoに大事なことをおしえてくれているようで、
あ! っとひらめいたのだ・・・
老後のために備えていても、それは来ないかもしれない。
備えることは大事だけれど、それよりも、
今を一番たいせつに\(^o^)/
っていう、メッセージのような気がした。
アンドレアの冥福を祈りつつ。。。
いまの小さなシアワセをたいせつに(*^_^*)
【しろねこぽちコーナー】
老後のエサより今日のエサ(ー_ー)!!
・・・ってことでしょ??
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