さあて、入院食日記・本編。
はじまり、はじまり。。
でも、食べれるようになるまでは、
ちょっとした紆余曲折があったのだ(^_^;)
断食は辛くないけど断水は辛い
入院した日には、
午後9時まで飲食OK。
その後は水すらも飲んではダメと言われていた。
翌日の午後から手術があるからだ。
このときは、ケガが痛むので、
断食はまあ、大して苦痛でもなかったのだが、
オペ後、どうしても喉が渇く。
だって、オペが終わったのが、入院翌日の午後2時。
(1時間ほどの、大したこと無い手術だったらしい)
前日午後9時から水分も取っていないので、
はや17時間の断水状態なのである(ー_ー)!!
看護師さんに聞いてみると、
水分が飲めるのは午後6時以降。
しかも、
担当医の許可が出てからなんだって。
ああ、あと4時間もある(T_T)
一杯の水までの、かくも長い道のり。
もしも麻酔から覚めて吐き気などがあると、
水分補給はさらに遠ざかってしまうという。
断水状態だと何が辛いか
看護師さんは、
だいじょぶよ〜、補液で水分補給してるから♬
といって、
ベッドの上の点滴を指す(イメージ画像)
いやいやいや、わかってますよ。
水分不足で死んだりしないことくらい。
死ぬのが心配なんじゃなくって、
ただ口を湿らせたいのである。
唇はガサガサ、喉はカラカラ。
おまけに酸素マスクまでされており、
辛いことこの上ない。
午後6時、午後6時・・・
danekoはサイドテーブルの上のスマホを、
何度見たことであろう。
しかし、こんなときに限って、時計は進まず。
そろそろかな〜っと見ても、
さっきから20分しか経ってないとか。
うがいもダメですかあ〜(?_?)
と懇願するdanekoを、
IT担当大臣が止める。
この息子、さっそく駆けつけてくれて助かったが、
医療者の卵は母親にもキビシ〜のであった。
ここでちゃんとしとかないと。
好きなワインも飲めるようにならないよ。
好きなワインも飲めるようにならないよ。
などとdanekoを励まそうとするのだが、
傷は痛いし、もうワインどころではないのであった。
やっと水分補給OK
午後6時、待ちに待った巡回が来た。
danekoさん、吐き気はありませんか?
と聞かれるやいなや、
ハイっ! ありません!!
と答え、お水にありつこうとするdaneko。
その姿は、まるで餓鬼のよう?
やっと飲めた、ペットボトルのお水。
ストローで、チュチュチュっと。
ハア〜、嬉しい(^o^)
で、ちょっと欲の出たdaneko。
同居人が買ってきていたR-1を思い出した。
あの〜、飲むヨーグルトなんか飲んでもいいですか?
たとえば、R-1みたいな。液体ですよね?
たとえば、R-1みたいな。液体ですよね?
と聞くと、IT担当大臣がまた睨む。
看護師さんは、ちょっと首を傾げ、
そうねえ・・調子が良ければだけど・・
と返事に困っていた。
(このときまでは、優しい看護師さんだった)
が、結局、
夜は傷が痛みだしてそれどころではなく、
水とお茶だけの補給で終わったのであった。
断食後、一食目の記念写真は無し
そして、一夜が開け、
待望の朝ご飯がやって来た。
が、すでに記憶にない。
はたして何を食べたんだったかな?
実を言うと、夜の間に傷が痛んで、
何度も何度も目が覚めた。
そのたびに、ナースコールをし、
痛み止めの注射をしてもらう。
運の悪いことに、この夜の担当は、
ひとこと多いタイプの厳しい看護師さんであった。
danekoさん、2時間は間隔を開けてくださいよ(-_-メ)
に始まり、
その後は2時間は我慢してコールしていたのに、
痛み止めはあまり使うと良くないんですよ!
と、「知ってるよ!」みたいなことを言われ、
夜中の3時には、
もうこれで最後ですからね。
もう今晩の分全部使い切りましたから(-_-)
もう今晩の分全部使い切りましたから(-_-)
などと、いちいちネチネチ言ってくる。
これまでの看護師さんたちが、
天使のように優しい人ばかりだったので、
急に地獄に落ちたようなギャップに苦しんだ。
まあ、傷が痛いともう地獄ですね。
そこに、ヤな看護師が悪魔のように付きまとう。
手術後は、抗生物質やら補液やらを注入するので、
腕に管を巻かれて体も動かせないし。
痛みに弱いdanekoには辛い一夜であった。
翌日の食事、消えた記憶
そんなわけで、daneko、
しばし人間をやめていたのであろうか。。
駆けつけた娘danekoにも、
痛い、痛い、痛いよう〜(T_T)
と叫んでばかりいたような。
しかし、
danekoの腹膜炎にさんざっぱら付き合ったこのムスメ、
まったく動じない。
ああ、そう。ハイハイ。痛いねえ(笑)
と、余裕の対応である。
痛いって言うともっと痛くなるから、
「痛くない」っていうといいよ(^^)v
「痛くない」っていうといいよ(^^)v
な〜んて言ってくれるのだが、
ホントに痛いときはユーモアもなにもない。
術後の翌日の食事は、
そんなこんなで覚えていない。
たしか、ロクなものが出ていなかった気がする。
たとえ痛みの中でも、いやしいdanekoのこと。
美味しそうな食事を見れば、ときめいたはずだ。
ま、食べれないにしてもですよ。
それが、今やまったく覚えていないというのは、
あまり食べる価値ありと思えない内容だったのだろう。
36時間の断食のあとである。
回復食は、柔らかいものが中心だったかな。
妙なゼリーなんかもあったかも。。
ま、
痛くて写真撮るどころじゃなかったのだろう。
写真を撮り始める
iphoneの写真アプリを見ると、
この食事が最初の記録であった。
OP2日後の昼食。
このあたりから、やっと写真を撮るゆとりもできたのだろう。
さてさて、これから、
入院食とともに、あれこれつづっていきますね(^^)
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