danekoのNZホテル隔離日記は続きものです。
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ホテル隔離ももうすぐ14日間の期限を迎える。
だが、無事家に帰るためには、関門があるのだった。
帰宅には2度の陰性結果が必要
目まぐるしく変わっていく、NZの国境管理。
ボーダー(国境)の防疫は、
国と国民の安全を守るための要である。
danekoがホテルに入る前は拒否できたPCR検査も、
もう拒否はできず、帰国者は全数検査になり、
ホテルスタッフも検査必須となっていた。
いったい何回検査するのだろうか・・
隔離ホテルで働くのはリスクと隣り合わせですよね。
アレ? またおんなじ朝ごはん?
いえいえ、ヨーグルトがアプリコットに変わっております。
っていっても、ほとんどワンパターンだよね(^_^;)
だんだん、お決まりのものしか頼まなくなっている。
いまや、パンもティーバッグも要らない状態。
お部屋には、ちゃんとストックがあるし、
コーヒー、紅茶、いつでも飲める。
個人的には、日本茶を持ってくればよかったな。
自宅に帰ればあるからと、
緑茶のティーバッグを持ってこなかったのだ。
ニュージーランドのグリーンティって、
なんか香りが全然しないのだけど・・
やっぱ日本の緑茶が一番ですね。
化調だらけの昼ごはんにビックリ!
ランチには、またフライドライスを選んでいた。
というか、この日のランチは、
・チキン・フライドライス
・ベジタリアン・フライドライス
の2択しか無かったのである(^_^;)
danekoは変なチキンを食べられないゆえ、
こういうときは、ベジ炒飯である。
見たところ、ちょっと美味しそうであった。
が、コリアンダーなどの葉っぱと胡瓜は取り除く。
ひとくち食べて、甘い、と思った。
なんだろうな、この手抜きバージョン。
お米の炊き加減もベショっとしているし、
入っている野菜も少ない。
ベジタブル炒飯とはこれいかに(?_?)
なによりも、化学調味料の使いすぎ。
こんなことはこのホテルで初めてである。
ソーヴィニヨンブランでも洗い流せない。
食後はノドが渇いてたまらなかった。
ああ〜不快なランチを食べてしまった。
半分くらい残しましたね。
PCR検査はいつも突然に
この日の午後、
danekoが化学調味料で傷めた舌をもてあましていると、
リンリンリン! 部屋の電話が鳴った。
おかしいなあ、午後のこの時間帯になんだろう?
と首を傾げて電話のあるベッドサイドに向かう。
午前中の電話は、翌日の食事オーダーだ。
もしくは、通販が届いたという連絡。
午後に掛かってくる電話というのは、
食事のオーダーを取り忘れたときくらいだった。
受話器を取ると、
ハロー、保健省です。
2度めのPCR検査があるから降りてきてね。
と、いうものであった。
お役人はいつも、突然に電話をかけてくる。
そういう権利が、自分たちにはあると思っている。
「降りてきてね」とのひとことは、
今すぐに来い
という意味であった。。
前回、「もう少し待ってもらえない?」と聞いたら、
「あと15分しかチームがいないから、早くね」
と言われたもんね。
しかし、検査チームがあと15分しかいないというのは、
本当ではなかった。
検査は少なくとも、そこから1時間近く続いていたと思う。
え?
ニュージーランド人のテキトーな時間感覚だろうって?
そういえば、その通りかもしれない。
お役人は嘘を言ったわけではないのだ(^_^;)
ところで一回目の検査結果は?
検査をする場所はホテル内だが、
窓を全開にしているので寒い。
前回はひざ掛けを持っていったが、
今回はちゃんと上着を着て1階へと降りていった。
不思議なものである。心は落ち着いていた。
2回めというのは、初回と全く心持ちが違う。
もう、することは分かっている。
拒否できないことも分かっている。
工程も、所要時間も分かっている。
これから起こることが「分かっている」というのは、
danekoにはものすごく大事なことであった。
だだっ広い待合いスペースに、
海軍の士官がいるのも前回と同じ。
彼はdanekoを見ると、そこに座って待つように言った。
あのー、一回目の検査結果をまだもらってないんだけど。
とたずねると、ちょっと驚いて彼は聞いてきた。
それ、一回目はいつしたの?
と返されたので、Day5だったと答える。
彼は、ちょっと首を傾げて、
まだ来ていなくて2回めに呼ばれてるってことは、
陰性だったんじゃない?
陰性だったんじゃない?
と答えた。
danekoは、彼の答えに飛びついた。
やっぱり!そうだよね!そう思うよね?
とウルウルして喜んでいるdanekoを見ると、
海軍士官は一抹の不安を感じたのだろう。
あ、でも分からないから、保健省の人に電話で聞いてみてね。
と逃げられてしまった(-_-;)
ああ、また電話かあ。。
もう、意地でも掛けるもんか。
検査の看護師に覚えられていた
待っている人も、今回は2名だけ。
danekoの番はすぐに来た。
部屋に入ると、細長いデスクに、
看護師さんたちが並んで座っている。
それも一回目とまったく同じ。
danekoはまた、
鼻血が出やすいと言わなきゃ、と思っていた。
綿棒をゴリゴリ鼻に突っ込まれてはたまらない。
初回と同じようにしてもらうのだ。
すると、近づいてきた看護師さんが、
アラ、あなたのこと、覚えてるわよ
と、danekoに話しかけたのだ。
たしか、優し〜くすれば大丈夫だったのよね?
と、言ってきたので驚く。
前回の検査から1週間がたっていた。
この人達、一日に何百人も検査しているはず。
それなのに、なぜdanekoのことを覚えているのだろう?
それも、詳細までハッキリと。
着ているものは、前回とは違うし、
マスクをしているから、顔はそんなにわからないと思う。
だが、danekoの何かを見て、
看護師のオバサンは前回のことを思い出したのであった。
アジア人が少ないから?
いやいや、ちゃいにーずもいるし、チラホラいますよ。
不思議には思ったが、ラッキーなことではあった。
オバサンは、danekoを検査の椅子に案内し、
検査担当を呼び、また何かささやいていた。
検査担当は、danekoの椅子に近寄ってきて、
じゃあ、ゆっくり優し〜くするから、
ちょっとの間ガマンしててね
と、前回と同じく、
ゆっくりとdanekoの鼻に綿棒をそろそろと入れていった。
あっという間の20秒間。
今回は、涙も出ずに検査は終わった。
danekoのカラダもちょっとだけ、
PCR検査に順応したのかもしれない(^^)v
なにはともあれ、検査はサクッと終わり、
オバサン看護師たちの笑顔に見送られ、
danekoはその場所を後にしたのであった。
ちなみに検査結果がまだ来ないと言ってみたのだが、
「電話してみて〜♫」
とここでも言われただけであった。
誰もが、
danekoの検査結果などに興味がないようだった。。
ホッとしてワインを買う
お部屋に帰るとき、ロビーを通る。
本日〜翌日にかけての便がこんなに少ない。
世界は変わり果ててしまったのだ。
欠航になっている上海便は、中国南方航空。
でも、ニュージーランド航空の上海便は飛んでいる。
ロサンジェルス、デリーなどなど、
危ない場所からもまだ飛んでいるんだなあ。
おお! こちらはにぎやか。
と思ったら、国内線の出発便である。
ひところよりは減ったのだろうが、
国内移動はしっかりとできる態勢になっていた。
ビジネス路線である、
クライストチャーチとウェリントン行きが多い。
そして、バーエリアを通る。
なぜだかパブロフの犬のように、
バーカウンターを見るとなにか買いたくなる。
正確には、何かではない。
ワインを買いたくなるのだ。
翌日、オンライン試飲を控えていた。
今回のお題は、danekoのホテルでも買えるメルロ。
ホテル内では29ドルだが、
街のワイン屋やカウントダウンでは12〜13ドルであった。
ホテルの客って、
やっぱボッタくられていますね(T_T)
ベジタブル・チョップ・シュエイ
チョップ・シュエイ=chop suey とは、
八宝菜+ご飯のことらしい。
ワインは、まだソーヴィニヨンブランが残っていた。
それにしても、人参がでっかくてたくさん。
インゲンは、少し火が通り過ぎである。
が、まあ、キウィが作る中華料理?
求め過ぎはいけませんね。
このアングルで撮ると、美味しそうに見える?
上から撮るといい感じ。
この日、サラダがものすごく水っぽかった。
サラダのグリーンは、水切りが命。
だというのに、
このていたらくだ。
お昼ごはんのサラダも同様であった。
なんか、このホテルの厨房に、
ものすごく料理の分かってない人間が混じっている。
せっかくシェフが美味しいメインを作っても、
サイドが悪ければ台無しである(ー_ー)!!
danekoたち帰国者にとってはタダ飯であるが、
NZ政府はちゃんとお金をホテルに払っているのだ。
救世軍のボランティア料理ではないのだから、
やはり、食べれるものをつくってもらいたい。
ハア〜、それにしても、
食事は不毛に終わったけど、
PCR検査2回めが無事に終わってよかった。
ところで・・・
今度は結果が来るのだろうか(?_?)
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danekoのタダ飯日記、文句が多いワネ(~_~メ)
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