ルイ・ヴィトン傘下、おカネの舞うワイナリー!

cloudy bay 202107 spitoon


いやあの、ホントにお札が舞ってるとか、

そういう話じゃないんですよ(^_^;)


しかし、

資本があるっていいなあ。

本当に、純粋に、うらやましい。


本日はそんな、

マルボロの有名ワイナリーに行って来ました!


クラウディ・ベイ



この日、ブレナムのモーテルを出てから、

海を見に行ったのだ。


前日に、日本人醸造家のOさんから聞いていた、

クラウディ・ベイ。




cloudy bay 202107
これが、かの有名なクラウディ・ベイ。


なんと、日陰は霜が溶けずに残っている!

もう午後12時を過ぎているというのに(@_@)


寒いので、写真撮るのもそこそこに退散。

溶けかけた霜ですべるので、散歩するのも危険である。


この日は日曜日で、アポイントは入っていなかった。

どこへ行くとも決めてなかったのだが、


本物のクラウディ・ベイを見たのだから、

ワイナリーのCloudy Bayに行ってみなければ。


と、思いついたのだ。

その思いつきは、大正解であった(^^)v


Cloudy Bay



さあさあ、

泣く子も黙る、ルイヴィトン傘下、



cloudy bay 202107 sign
マルボロは、Cloudy Bay。


いまや、Cloudy Bayは地名ではなく、

ニュージーランドワインのアイコンとなっていますね。


danekoがワインの勉強をし始めた1990年代。

ソムリエ試験対策講座ではもう、

クラウディ・ベイの名前が出ていました。


デパートのワイン売り場でボトルを見つけたとき、

嬉しかったなあ。


2021年現在、LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)の会長、

ベルナール・アルノーは世界第2位の億万長者である!


一位は、アマゾンのジェフ・ベゾスらしいですよ。


ヴィトンというとバッグのイメージが強いけど、

ワインの世界でももはや寡占状態。


主要なシャンパンハウスを買収しまくり、

世界中のポテンシャルのあるワイナリーを買い漁っている。


danekoは大手が作る大量生産のワインに興味がなかったので、

このCloudy Bayもルイヴィトン傘下になってからは、

距離をおいていた。


ま、LVMHにとっては痛くも痒くもないだろう(^_^;)


が、とあるブログで、

こちらのテイスティングがオススメであるという記事を見て、

かなり興味をそそられたのであった。


まいちさんのブログ
ブレナムでワイン浸し


こちらの記事でした。

情報提供、どうもありがとうございます(^o^)




cloudy bay 202107 cellar door
ほほう、ちょっとおフランスのドメーヌっぽいな。

ワイナリーに噴水があるのも珍しい。


お洒落な白いドアから中をのぞくと、

二組ほど、試飲中のお客さんがいた。


しかし、席はたっぷりと空いているようで、

danekoは安心して白いドアを押したのだった。


テイスティングは3パターンから選ぶ



趣味と実益を兼ね、いろんなワイナリーに行ったけれど、

こちらは明るく、インテリアの統一感もとれている。


ま、当然ですね。お金かけてますから(^_^;)



cloudy bay 202107 cellar door2
こんなセラードア。

お客さんが全て帰った後に撮りました。


ワインの試飲は3種類あり、

・5種のレギュラーテイスティング 10$

・厳選ソーヴィニヨン3種のテイスティング 15$

・厳選ピノ・ノワール3種のテイスティング 15$

とあった。


danekoは困った。

シャルドネは試したいが、レギュラーティスティング。


ピノ・ノワールも外せないんだよね、ここ。

樽がけソーヴィニヨンのテココも飲みたいかな。


と、迷いに迷った末、

とりあえず、厳選ソーヴィニヨン3種に決めた。


ワイナリーのテイスティングは、たいてい後払い。

ワインを買うかもしれないからね。




cloudy bay 202107 tasting
おお〜! オシャレ!

なんて素敵なトレーなんだろう。


機能的で、しかもウッドの色合いが美しい。

danekoは試飲中は飲まないので、


スピトゥーン(吐器)が欲しいと言ったのだが、




cloudy bay 202107 spitoon
どうですか、この黒い流線型。

普通はね、バケツみたいなのですよ。スピトゥーン。


もうこの瞬間、LVMHに降参!


大資本のアラ探しをしようと思っても、

どうせかなわないのである(^_^;)


そしてdanekoは、

クラウディ・ベイが好きになった。

庶民なんて、カンタンなものである。


クラッカーも付いてきて、気が効いている。

こういうひと手間が大事なのだ。


どんどんワインがやって来る



さらに、danekoが比較試飲をしていると、

マネージャらしきオジサマが寄ってきたので、

少しワインの話をする。


たとえば、ワインメイキングのスタイルについて。

知らなかったことが幾つもあった。


ここに書くと暗号文みたいになるから書かないけど、

オジサマはdanekoがワインを知っていると思ったらしい。


オジサマ
これは、試飲リストにはないけどお試しください


と、別の白ワインを持ってきた。


今はもう作っていない品種だという。

飲んでみると果実感は強くなく、上品な香りと味わい。

年季が入って落ち着きが出ている。


その後、シャルドネの話をしていたら、

シャルドネも持ってきてくれた。


おお、これは、迷う必要はなかったのだ。

どんどんワインがやって来るゾ(^q^)


で、




cloudy bay 202107 bread
パンを頼んだ。10ドル。


パン2種類に、ディップが5種類。

右手前から反時計回りに、


オリーブオイル、ハマス、タプナード、

ピストゥ(パセリと松の実とニンニク)、

そして中近東スパイスのダッカ。


おまけに、ナッツとドライフルーツまで。

いやいやこれは、大満足ですね。


ピノ・ノワールも2種類、来ましたよ(^o^)


もうdanekoは、

クラウディ・ベイが大好きになった。


今までつれなくしててゴメンナサイ。

ワインは、まずまず以上の出来であった。


何よりも、トレンドを押さえて作っている。

ニュージーランドワインとしては、品の良さが際立っている。


いやいやもう、負けましたね。

適当に大量生産してるワイナリーなどとは、

明確に一線を画する考え抜かれたワインメイキング。


大資本も突き抜けるとスゴいものだ。



cloudy bay 202107 bread2
デザートワインまでやってきた。

もうほとんどフル・テイスティング状態。


もちろん注文した3種の他はサービスだ。

と、思ったら、オジサマがワインクラブのお誘いに来た。


年間4回、6本ずつを送ってくるという、

特別なワインクラブだという。


見れば、お隣のカップルは、さっそく入会しているらしい。

danekoも有望顧客と思われたのだろうか(^_^;)


でもですね、こういうの、困るんですよ。

以前幾つかのワインクラブに入ってたけど、

いつ来るのかがよくわからなくて。


メールが来るけど見逃したりするし。

日本にいるときに不在通知が届いたり。


結局受け取れなかったワインもあるのだ(ー_ー)!!


なので、ワインクラブはお断りする。


でも、今は生産していないという白ワイン、

ゲヴュルツトラミネールという品種を6本買った。


1本 33.8ドルと、ヴィトン様にしてはお値打ちだし。

ゲヴュルツの樹はもう引っこ抜いてしまったのだろうから、

貴重なワインで話題性もある。


オークランドまでの送料は10ドルかかるが、まあいいか。

なんかここには、図々しいdanekoでも、

「オマケして」と言いにくい空気が流れていた。


実際、ワインを買ったので、

テイスティングは5ドル引きになっていたし、


これだけワインを飲ませてもらえば大満足。


雰囲気もいいし、トイレも綺麗だし、

ちゃんと男女別に作ってあるし。


もうずっとココに居たいくらい。。


もしもいい季節だったら、外のお庭で座って試飲もできる。

夏の木陰は爽やかでいいだろうなあ。


と、これまでの偏見をかなぐり捨て、

コロリとCloudy Bay贔屓になってしまった、

単純なdanekoであった。。


アクセス



Cloudy Bay Vineyards

クラウディー・ベイ・ビンヤーズ

230 Jacksons Road, Rapaura

☎ 03 520 9147



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ネコに小判、danekoにワインよネ(~_~メ)

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