この記事には、前編があります。
見てない方はど〜ぞ(^^)
90分はかかると言われてたのに、
1時間もせずに到着したAAドライバー。
この国で人や物が時間よりも早く到着することはまずない。。
danekoは洗濯物を干すところだったが、
そのままにして慌てて外に出たのだった。
もくじ
バッテリーが上がるまでのいきさつは・・
実は長期不在により、クルマが動かなくなるまでには、
それなりの伏線があったのだ。
もちろん、放ったらかしにしてたわけではない。
同じアパートの隣人にキーを預け、
時々乗ってもらっていたのだ。
WOFも代わりにしてもらったり。
すごく親切なキウィのカップルであった。
一緒にワインを飲んだこともある。
日本が好きで、また日本に行きたがっていた。
だが、danekoの留守中に、事情が変わる。
彼らは南の郊外にある、奥さんの実家に住むようになるのだ。
なんでも彼女のお母さんが病気になったと聞いた。
それから彼らも留守がちになり、
部屋も賃貸に出していたらしい。
彼は街に仕事で来るから、その時にクルマは面倒見るって言ってるから安心してね
と言われ、安心していたのだが、
ロックダウンやら何やらで、思うように行かなくなった。
そして気づいたときには、
daneko号のバッテリーはうんともすんとも言わなくなっていたのだ。
ていねいなお詫びのメールが来た。
そしてバッテリーを立て替えて買っておこうかとも。
しかしdanekoは信頼できるクルマ屋さんに相談し、
バッテリーは外したままにしてもらっていたのだ。
それからほどなく、
カップルはアパートを売って完全に引っ越した。
クルマのキーは別の隣人に預けられた。
なんと、ロックが開かないゾ!
daneko号のバッテリーはこれまでずっと元気だったのだけど、
今回のロックダウンにはさすがに保たなかった。
外に出ると、AAの黄色いクルマが見えた。
パーキングに案内し、ホコリだらけのクルマを見せる。
いやはや、すごいですね。
daneko号、可哀そうである(T_T)
ホコリはブッシュの刈り草と一緒になって、
団子状になりボンネットのミゾにも溜まっている。
AAのオジサンに、danekoはクルマのキーを渡した。
オジサンはアンロックしようとしたが、
ボタンを押しても車はロックされたままだ。
おや、なんだ?キーが効かないぞ!
え〜っ!!
長い留守により、充電が切れたのか。。
オジサンは、キーケースからキーを出して鍵穴に入れたが、
なぜかドアは開かない。。
キーが駄目になっているのか?
danekoはアパートの隣人がスペアキーを預かっているのを思い出した。
スペアキーを取りに行ってくるから!
とオジサンを残して上の階に上がって行く。
〇〇、家にいてね〜(T_T)
と必死で願いつつ。
ドアをノックすると、彼女はすぐに開けてくれた。
良かった〜!! 危ないところだった。
スペアキーを預かり、パーキングに降りていく。
ガシャ!
という音がして、クルマのロックは開いた。
danekoはオジサンと「やった!」と喜びあった。
Everything’s dead!
AAのオジサンは、やっとのことボンネットを開け、
ピンチのような電極みたいなのをあちこちに差し、
点検してるみたい。
バッテリーはそこのストレージに置いてあるので。。
と言ってみたけど夢中で聞こえてないかな?
そして、エンジンは掛からない。
いろいろ試したオジサンは叫んだ。
Everything is dead!
そうなのだ。
1年ぶりに戻ってみたら、何もかもが死んでいる。
danekoの今の状況をバッチリ言い当てたそのひとこと。
なんか感心して聞いてる場合じゃないけど。
オジサンは知らないだろうが今のdaneko、
車の他にもたくさんのものが死んでいるのだった(ー_ー)!!
・NZモバイル
・銀行カード
・NZ免許証
・そして車のバッテリー
そしてこれに付随することはすべて不可能。
(免許証が切れたのは日本でわかっていたので、
国際免許証を作ってきてるけど)
歩いて行けるスーパーなどないエリアだ。
ちっちゃなコンビニもどきだけで暮らせるわけもない。
隣人は車をチョット貸してあげようかと言ってくれたが、
そんなにどっぷりお世話になるわけにはいかない(^_^;)
(などといいながら、数日後にはどっぷりお世話になる羽目になる)
このままクルマが動かなかったらどうしよう。
レッカー移動してもらい、車を買い直すしかないのだろうか?
アフターコロナのニュージーランド、
中古車でも高そうだなあ(T_T)
とdanekoは早くも最悪の事態を考え始めていた。
いえ、そうなんですクルマのことには無知でして。
アレ?バッテリーはどこだ?
オジサンはふと、
バッテリーはどこだ?
と言い出した。
あっちのストーレージの中だけど
さっきバッテリーは外れてるよって言ったのだけど、
やっぱり聞こえてなかったのね。
バッテリーが外れてたら死んでるわけだ!
なんでそう言ってくれなかったんだ!
なんでそう言ってくれなかったんだ!
と言われても。。一応言ったんだけどね。
だいたい、バッテリーがエンジンルームに無い事くらい、
見てわからないのかな?
という疑問がわくではないか。
だってオジサンはクルマのプロなんでしょ(?_?)
頭の中を疑問符が回りだしたが、まあいいや。
オジサンをストーレージに案内すると、
隣人が言ったとおりそこにはバッテリーがあった。
これまた、外のストーレージなのでほこりだらけ。
オジサンは、念のためそれを装着し、
エンジンを掛けたが動かない。
留守中にネイバーがチャージしてみたけど駄目だったって
と知らせると、
新しいバッテリーに替えていいんだな?
と聞くので、承諾した。
オジサンはやる気満々で新しいバッテリーをAAのクルマから持ってきた。
が・・・
danekoにはなんかそれが新品でもないような気がしたのだ。
なんていうんですか、リサイクル品?
バッテリーの新品て、もっと黒ピカに光ってるイメージだった。
日本ではね。
でもそのAAバッテリーは、ツヤ感がなかったのだ。
まあ、素人目なので真相は不明です(^_^;)
daneko号、復活!!しかし・・
その艶なしバッテリーを装着し、エンジンを掛けてみると、
ゴオォッ!!
という音とともにクルマは復活した!
よ、良かったよ〜(^^)v
これでまだこのdaneko号に乗れるのだ。
古いクルマだけど、マイレージはまだ4万キロほど。
調子はこれまですこぶるよかったのだ。
オジサンはいまや、ホクホクして車に戻り、
お会計の準備だ。
ipadとカード払いのマシンを持っている。
操作にはちょっと手こずっていたけど(笑)
もちろんクレジットカードを選択し、支払う。
銀行カードは死んでるから・・
ipadになんか署名させられて、eメールアドレスも入力。
メールでレシートが届くのだそうだ。
バッテリーの料金は、350ドル。
高いのか安いのかわからぬ(-_-)
車種によるしね。
クルマに詳しい人だったら、
もっと安く買える方法もあったのだろうが、
詳しくないのでAAのいうなりだ。
ただ、古いバッテリーの下取り分をおまけしてくれた。
やっぱ、リサイクルするのかなあ。。それとも転売?
ところでこのホコリをどうするか
オジサンはニコニコ顔で去っていった。
ホコリがすごいから、乗るときは気をつけないとな
という言葉を残して・・
ね、ネコの足跡まで付いてる始末。
カワイイが、このまま保存はできない。
danekoはさすがに疲れていたので、
もうこのホコリとの格闘をあきらめた。
まだ今朝ニュージーランドに到着したばかり。
アタマがちゃんと回ってない気がする。
おっと、車の下に、猫さんだ。
お出迎えありがとう(ンなわけないけど)
少し気持ちが明るくなる。
見上げれば、ガレージの上の空は青く澄んで美しい。
財布が軽〜くなったことも、深くは考えまい。
海外生活、なるようにしかならないのだ。
空と猫で気持ちも軽〜くなったから、
とにかく部屋に戻って少し休もう。
温かいお茶でも飲んで( ^^) _旦~~
【しろねこに開運ポチを】
ダイエット兼ねてLIMEスクータに乗るといいワヨ(^^)v
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