この記事には、前編があります。
それでなくても今回、
銀行カードと運転免許証も失くしたというのに、
家の鍵まで失くなるのね(T_T)
すべての大事なものがdanekoから去っていく。
(いやいや、単に自分がソコツなだけ。。)
オークランド、10月の夜は肌寒い。
建物の中にだけでも入りたいのだが、
キーがなくては入れない。
アパートの玄関前で野宿するのか(?_?)
前回のロックアウトと違う点
前回、2019年だったな。3年前。
やはり、
美味しいご飯を食べていい気になって帰宅して、
そしたらカギが無かったパターン。
こんな、オールドファッションな鍵なのであります(^_^;)
築20年の古アパートだからね。
これが失くなったということは、
・外玄関を開けるカギ
・ドアロック上を開けるカギ
・ドアロック下を開けるカギ
・パーキング扉を開けるリモコン
これだけのものが、全部どこかに消えてなくなったのだ。
danekoが出かけている6時間ほどの間に・・
落としたのだろうか、どこかに。
盗まれた可能性も否定できないが、
バッグは常に自分の近くにあり、
誰かがピンポイントでキーチェーンだけを抜くなど、
あまり考えられなかった。
前回ロックアウト時は、
出かけるときに慌てていて、
家の鍵の代わりに車のキーを持って出たのだ。
AHOか。。
ドアは内側からロックして、外から閉めれば鍵がかかる。
この構造、というか行動パターンに問題があると、
それ以来、ドアを閉めるときに必ずキーを持っていることを確認することにしていた。
だが、
それだけでは十分でなかったのだ。。(T_T)
「外でキーチェーンごと失くす」という、
新たなパターンの災難が起こったのだった。
知ってる住民は?
ただアパートの前で立ち尽くしていても、
身体が冷えてくるばかり。
アパート住民の部屋は、
数少ないが、明かりが点いているところもあった。
danekoはとっさに、隣人に助けを求めようと思った。
いつも親切にしてくれる、キウィの彼女。
彼女なら、起きていればきっと、
オートロックを開錠してくれる。
そうしたらスマホを充電させてもらいつつ、
ロックスミスに電話をかけるのだ。
しかし、その部屋の窓は暗かった。
danekoの部屋とほぼ同じレイアウト。
リビングの窓の灯りはすっかり消えていた。
もう寝てるんだろうな。。仕方ない。。
若い夫婦2人の世帯。
彼女が夜ふかしなのは知っていたが、
ご主人も寝ているのだろうし、あまり迷惑かけたくない。
他にはもう、知ってる住人はいない。
danekoが日本に戻っている間に、
クレイジーな不動産市場の高騰が起き、
高値の波に乗って売り払った人が多かった。
もう一家族、親切にしてくれるカップルがいたけれど、
その人達も売却して引っ越してしまっていた。
しょうがない。表通りに出てタクシーを拾おう。
お金やカードは持っているのだ。
どこかで充電器を買って、スマホを充電して。
そうこうしてるうちに、夜が明けてくる?
そう考えたdanekoは、
アパートを背にして歩き出した。
怪しいヤツと思われる(@_@)
主要道路まで、上り坂が続いている。
左側には、別の大きめのアパートメントが。
右側には、チャイルドケアやオフィスなどの建物が。
そのアパートメントの入口付近に、車がいた。
おや? ボディのペイントを見ると、
どうやら、セキュリティ会社の車みたい。
もしかして、助けてもらえるだろうか(?_?)
danekoは藁にもすがる思いで、男性に声をかける。
あの〜、ちょっと、私、locked outされてて困ってるんです。
連絡用に電話を借りれないでしょうか?
連絡用に電話を借りれないでしょうか?
ところが藁、いやオジサンは暗がりの中、
いきなり話しかけてきたdanekoを、
ロクに見もせずに車で走り去った。
あ〜怪しい奴と思われたのかなあ。
どうせクスリでもやってるんだろうとか(?_?)
どうせクスリでもやってるんだろうとか(?_?)
たしかに怪しいよね。
深夜、ひとりでフラついてて、いきなり電話貸せって。。
それに、もしも借りれたとしても、どうだ。
スマホの電話帳が見れないのだ。
SNSもすべて開けないのに、
誰に連絡を取れるというのだろう?
danekoが暗記している電話番号なんて、
自分のと、日本にいる家族のものだけだ。
今回は、一筋縄では行かないゾ。
danekoは観念して、さらに坂を登っていった。
流しのタクシーなどいるのか?
坂を登りきったところが、大きな道路。
昼間はバスもどんどん走っているが、
今は車が時おり通り過ぎるだけ。
いつもはUberに乗っているけど、
あれはスマホが生きてないと頼めないもの。
タクシーを見つけようと、ただ道路ぎわに立っているdaneko。
でも、ポンソンビーじゃあるまいし、
流しのタクシーなんていませんね(-_-;)
ヒッチハイクとか、、、
現実的じゃないなあ。
だいいちどこが目的地なの?
シティの深夜バー?
そこに行けば、鍵があると決まっているわけでもない(ー_ー)!!
ああ〜、以前のシティのアパートは、よかったなあ。
レセプションがすべてのキーを管理しており、
ロックアウトされたというと、
カードキーを持ってきて開けてくれた。
ああいうシステムのアパートが、daneko向きなのだ(^_^;)
そんな事を考えながら、しばらく道の歩道側に立っていたが、
タクシーなど1台も通らない。
ここに立っていても、どうにもならないのだ。
そう気づくまでに、時間はさほどかからなかった。
今度は坂を下り、アパートに戻る。
daneko、絶体絶命である(@_@)
さあどうしよう。。
【しろねこにポチ感謝です♡】
danekoって、アタマのネジが抜けてるノネ(-_-)
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