この記事には、前編があります。
まだ読んでない方は下記リンクからどうぞ〜(^^)
隣人Kの部屋に招き入れられ、
夜露をしのぐことはできた。
しかし、
ロックアウト解除のトライはこれから。
深夜の格闘が始まるのであった・・
ロックスミスとは
ニュージーランド・オークランドで、
鍵を失くしたとか、閉め出されたとか、
そんなピンチの時に皆が必ずアクセスするのは、
ロックスミス。
ホームページを見れば、
24時間、7days。
すぐに駆けつけてくれると書いてある。
ところがどっこい、
ここは南半球ニュージーランド。
前回のロックアウト時は週末で、
夜中にはまったく電話がつながらず、
何軒か掛けてみたものの、
すべてがアンサーホン(留守電)であった(-_-)
そして、朝になってやっと、
早起きの誰かの電話につながったのだ。
あれが2019年のことだった。
さてさて、2022年のいま、
事態は改善しているのであろうか?
ウェブサイトによれば、受付の電話番号は統一されていた。
前回のようにいろんな電話番号に掛ける必要はなさそうだ。
読者の皆様はきっと、
ロックアウトなどというアホな目に合うことはないだろうが、
何かのときのためにこの会社、知っておくといいかもです(^_^;)
danekoはね、大きな声じゃ言えないけど、
これまでに2回もお世話になっているのだ。。
ロックアウト経験豊富なdaneko(全く自慢にならないどころか恥かしい)
3回のうち残りの1回は、
娘danekoのバイト先のオフィスにスペアキーを取りに行った。
あの時は、部屋着兼パジャマだったので、
シティのオフィスで相当恥ずかしい思いをしたなあ。。
でもロックスミスを呼ばなくてよかったから、
節約はできたけど($・・)
さあ来た!留守番電話!
Kにロックスミス以外にどこか知っているかと聞くと、
Armstrong
と答えたが、これ、たぶん同じ会社である。
アームストロングが親会社だろうか。
不動産エージェントの友人によると、
カギの差し替えなどは高く取られるので、
緊急時以外はここには頼まないと言っていた。
そう、緊急時だけ頼む
充電が25%になったスマホで、その番号に掛けてみる。
コールは鳴り続け、留守電メッセージが流れた。
あ〜あ、やっぱ夜中はアンサーホンだ(T_T)
と、ふたりでガッカリ。
もう一回掛けて、念のためメッセージを入れてみましょうよ
となり、留守電にdanekoの名前と電話番号を入れる。
「すぐにコールバックして」という必死の声も。
これで、すぐに掛け直してくれればいうこと無いんだけど。
24時間いつでも、15〜30分以内に駆けつけます!
なんていうウソのスローガン。
いや、ウソというのは聞こえが悪いかな?
このご立派なスローガンの前にひとこと、
電話がつながれば
という文言を入れるべきである(ー_ー)!!
そしてやはり、というか、
すぐにコールバックが来ることなど無い。
ふたりでとりとめのないおしゃべりをして、
ロックスミスからの電話を待つ。
ひとりでないのは本当に心強い。
それに、クルマの中で野宿した前回とは違う。
暖かい家の中で、猫ちゃんを見ながら、
Kの入れてくれたローズヒップティーを飲みながら、
トイレの心配だって無いゾ(^o^)
まさか朝までこのまま??
お喋りをしながら、ときおり、
思い出したように電話を掛ける。
また、アンサーホン。
そんなことを何度も繰り返した。
もう午前2時を回っている。
マズいなあ。。
このまま朝になってしまえば、
ご主人のMも起きてくる。
Kだって、リモートワークとはいえ、
danekoの面倒ばかり見ていられないだろう。
それに、こんな深夜まで、
隣人の寝込みの邪魔をして家に上がり込み、
そのまま居座るなんていう状況は避けたかった。
Kにもチョットでも早く寝てもらいたい。
とはいえ、思いつく解決策はない。
ひたひたと押し寄せてくる不安感に、
danekoは潰されそうになっていた。
とうとう繋がった電話
不安を抱えながら、また電話してみる。
今度はKのスマホから。
すると、ハロー! と人の肉声みたいな声。
Kが一気に笑顔になった。
繋がったのだ!
スピーカホンのまま、スマホをdanekoの方に渡す。
・ロックアウトされていること
・すぐに来て開けてほしいこと
を話すと、
こちらの住所や電話番号などを聞いてくる。
アパートの住所は、ちょっとトリッキーだ。
10−25, 〇〇ストリート、みたいな感じで、
番地をまたいでいる。
番地は10−25なんだけど、パーキングの入口の住所は実際には・・
などと説明していたら、ちょっとしどろもどろになったかな、
その英語がマズかったのだろうか、
いきなり電話が切れてしまった!
danekoはポカーン!
せっかく繋がっていた電話が切れたのだ。
いや、切られたのかな?
クスリでラリってる奴と思われたとか?
うえ〜ん(泣)
私の英語が悪かったのかなあ。。
とKに向かっていうと、
きっと向こうの電話の電池が切れたのよ
と慰めてくれた。しゅ〜ん(T_T)
ガックリしているdanekoを見て、Kが掛け直してくれたが、
今度はいつもの留守番電話である。
やれやれ、ニュージーランドのロックアウト解除、
難航します。
ニュージーランド人は夜働かない。
夜には鍵を失くしたりしないことだ。
そんな当たり前のようなことを、2度も繰り返すdanekoって。。
もしかして、
人として大切ななにかが欠落してるんじゃないだろうか。
そんな事を考えながらぼんやりしていたら、
Kが、お手製のお菓子を食べないかという。
きっとdanekoを元気づけようとしてくれているのだ。
気持ちはと〜ってもありがたいのだけど、
夜中にお菓子を食べたい気分ではなかったので、
ていねいにお断りする。
深夜営業のバーで、カクテルとつまみを食べてきたので、
お腹はまったく空いていないのだ。
食い意地が張ってるのも、
こんな時には腹持ちがよくて好都合なのだった。
それにしても、
これからどうなることやら。。
続く。。
【しろねこにポチありがとう(^o^)】
daneko、もうアルツ始まったノネ(@_@)
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