不動産の記事がまだ途中なのだが、
唐揚げ丼の店で、素敵なやり取りがあったのだ。
これは食べ歩きとは関係ないのだけど、
danekoとて、ジーンと感動しましたよ(^^)v
突然やって来て、キッチンに駆け寄る男
はてさて、
danekoが唐揚げ丼に夢中になっていると、
アラフォーくらいのキウィ男性が一人、入ってきた。
カジュアルな格好だが、工事の人ではないのかな?
彼は、キャビネットを覗き込むわけでもなく、
なんの迷いもなく、
奥のキッチンへと直行していったので、
スタッフさんかな?と思っていると、
キッチンのシェフに、大声で呼びかけている。
すぐに、シェフと女性(奥さんかな?)が表に出てきた。
双方とも笑顔で挨拶を交わし、
親戚か友達かと思う親しさだったが、
どうやら常連さんらしい。
明日から仕事でメルボルンに行くんだよ
向こうでプロジェクトがあって呼ばれてね
向こうでプロジェクトがあって呼ばれてね
と、嬉しさからか、興奮ぎみに話す男性。
6週間、ここには来れないから知らせに来たよ!
残念だけど、戻ったらまたすぐ来るから心配しないで、
って言おうと思って
残念だけど、戻ったらまたすぐ来るから心配しないで、
って言おうと思って
すると、奥さん?が喜んで、
そうだったの。メルボルンで仕事なんて、いいわね!
もうしばらく来れないなら、なにか持って帰ってね
もうしばらく来れないなら、なにか持って帰ってね
と言いながら、テイクアウェイの透明容器を手にとった。
シェフはかたわらで、
そのやり取りをニコニコしながら見ている。
アナタの好きなものは何?
奥さんは、キャビネットの中にトングを入れる。
へえ〜、寿司でもサービスするのかな?
気前いいなあ(^o^)
気前いいなあ(^o^)
と興味津々で聞き耳を立てるdaneko。
いやいや、そんなの駄目だよ
そんなつもりじゃなかったんだから(^o^;)
そんなつもりじゃなかったんだから(^o^;)
と、男性は遠慮して辞退しようとする。
あまりガン見しては失礼なので、
目はちらちらと、でも耳は聞き漏らすまいとして、
音を立てないようにそっと食べるdaneko。
さあ、アナタの好きなものは何だったかしら
卵?
卵?
と聞かれ、
え、え〜っと。いや〜。。
男性はちょっと言いにくそうにした。
タマゴの寿司は、大して好みじゃないのだろう。
正直だね、こういうとこ。
日本人ならもらえるものにえり好みしたら悪いとか、
考えそうじゃないか?
奥さんは、「じゃ、サーモンはどう?」
とサーモンアボの巻き寿司を入れる。
そしたら、男性はあきらかに嬉しそうにする。
ハイ、danekoも好きですよ。サーモンアボカド・ロール。
透明容器に7〜8個の寿司がどんどん入っていく。
サーモン握りも入って、さながらサーモン尽くし。
いいな〜うらやましい。
と実はしっかり見ていたのだけど。
danekoも是非こちらの常連になりたいものである。
そして、
今度ニッポンに帰るから、しばらく来れないよ〜(T_T)
と言って、寿司パックをいただくのだ。
もちろんサーモン尽くし。うわ〜い!!(図々しい。。)
絶対戻ってくるよ!
結局、男性は満面の笑顔で寿司パックを受け取った。
いくら相手が常連さんとはいえ、
すぐに店の商品をサービスするなど、
従業員ができることではない(ー_ー)!!
やはりあの女性は奥さんなんだろうな。
とdanekoは結論づけた。
奥さんは Good Luck!と言って男性を励ます。
ご主人、兼シェフはやはりニコニコしたまま。
英語はそんなに上手くないのだろう。
ネイティブ同士とは違い、込み入った日常会話にはならない。
なのに、
こんなにキウィのお客さんに好感を持たれているのだ。
きっと心根のいい人たちなんだろうな。
danekoにも、たっぷりの丼タレとマヨネーズをくれたし(^_^;)
常連さんは、別れ際にシェフとハグし、
奥さんとは握手をした。
See you just soon!
戻ったら必ずすぐ来るよ!
戻ったら必ずすぐ来るよ!
と叫んで彼は出て行った。
いや〜、ほのぼのしましたよ。
朝ドラのような清涼感。
あんな寿司パックもらったら、
絶対に再訪するよね!
結局、お客さんに好意でしたことが、
はからずも商売にプラスになるという、
すごいマーケティングとなっている。
いや、そんなスレた言い方はやめよう。
マーケティングなどという乾いたものでなく、
他人にほどこした温かい気持ちが返ってくるだけ。
日本帰国前に、素敵なドラマを見せてもらった。
コロナ以降、荒んでいる面もあるけれど、
ニュージーランドもまだまだ、捨てたものではない。
ソースカツ丼は売り切れ?
その後、また別のお客がやって来た。
今度は服装からして、工事関係者である。
テイクアウェイで、ソースカツ丼を注文。
ところが、
今日はもう売り切れたんだよ。
味噌カツならあるんだけど・・
とシェフがキッチンから申し訳無さそうに答える。
おやおや、ソースが売り切れたのだろうか?
するとそのお客さんは、
いいよいいよ、それで。
そっちも同じくらい美味しかったから
とニコニコして、味噌カツ丼を頼んだ。
へええ〜、味噌カツ丼も美味しいんだ
Iccoの味噌カツと比べてどうなんだろう(?_?)
Iccoの味噌カツと比べてどうなんだろう(?_?)
と興味がわいたのである。
Iccoもこちらも、チキンカツなのだ。
唐揚げの出来から考えて、悪くないのだろうな。
とdanekoがIccoの味噌カツを思い出していると、
お客さんは味噌カツ丼を受け取り、
感じのいい奥さんに見送られながら、
丼容器を大切そうに抱え、ニコニコ顔で去った。
本当に、味噌カツ丼を楽しみにしているのだ。
これはイメージですm(_ _)m
いいなあ、この店(o^^o)
唐揚げ丼 17.5ドルで、
ほのぼのシアワセをいただきました。
バイアダクトに用事がなくっても、
ここに戻ってこようかな。へへ(@^^)
アクセス
Bien Japanese Cuisine
びあん
120 Customs St W, Auckland
☎ 09 307 8026
MAP
【しろねこにポチしてシアワセに!】
カラアゲ、カツ丼、味噌カツ丼。。
聞いてるだけで幸せヨ(^q^)
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読んでいて、とても素敵な気持ちになりました。
ありがとう。
松本さま
こちらこそ、ありがとうございます!
そういうコメントをいただくのが一番嬉しいdanekoです(^o^)